差し歯とインプラントは別物!勘違いしないで!

差し歯やインプラントはいずれも歯が欠損した場合の治療法で、機能面の回復と見た目の修復をするという意味では同じなので誤解を受けやすいのですが、その成立ちは大きく異なり、使用感や機能面でも差がでてきます。

まず、インプラント治療は失った歯を補う治療なのですが、乳歯や永久歯と並んで第三の歯と言われるようにほとんど自分の歯と同じような役割を果たします。
機能的にもほぼ自分の歯と同じように違和感なく使用できます。
治療方法としては、残存している歯を治療するのではなく、完全に抜け落ちた状態で、歯槽骨に孔をあけてチタン製の人工歯根を埋め込みその上に人工歯をとりつけるという方法です。
埋め込んだチタンと骨が頑丈に融合し自分の歯と同じような機能と見た目を回復させるというものです。
歯槽骨に孔をあけるという外科的処置を伴うのとチタンと骨が融合するまでの時間を待って人工歯を取り付けるという過程をとるので治療期間が長くなります。
またその後のケアも大切で定期的な受診は必要です。

一方差し歯は自分の歯が部分的に残っているものに対して歯冠部を差し込む治療です。
金属やプラスチックでできた土台を入れてかぶせ物をつくるという治療です。
機能面ではあまり期待はできず、過度の圧がかかると外れたりと、自ずと将来的には不具合がでてくる可能性もあります。
金属を使用した場合、金属アレルギーを起こす場合もあるので注意が必要です。
プラスチックの土台は経年で変色していくことは防げませんが、不具合が出た場合や汚れがひどい場合はやり直しが比較的簡単にできるのが利点です。
差し歯は健康保険を使ってできるという誤解もあるようですが必ずしもそうではありません。

費用ですが、差し歯の場合、かぶせ物に使用する素材によって保険診療が適用されるものと自由診療になる場合があります。
レジンを使用したものは比較的安価で保険適用となりますが、セラミックを使用すると自由診療になります。
セラミックは変色しにくい素材であり、自然な白さを保つことができ、見た目がきれいです。
インプラントの人工歯にも使用されます。
前歯の差し歯に使用されることが多い素材です。
それぞれの特徴を理解して素材を選ぶべきで、歯科医師と話し合って相談しましょう。

一方インプラントの場合は、ほとんど自由診療になります。
また治療費も格段に多くなり同じ1本の差し歯を作るのとインプラントを埋め込むのにも大差が生じてきます。
しかし、きちんとしたケアを続けていくと長年不具合なく使用することができるのです。